出産に伴い、女性のからだとこころは劇的に変化します!
命を育てたからだは大役を果たし、とっても疲れています。
ホルモン減少のためブルーになったり、イライラするのは当たり前。
そんなとき、ゆっくり休んでお母さんが元気でハッピーだったら、きっと赤ちゃんも嬉しいと思いますよ。
出産後(特に3週間)は、「床上げ3週間」「産後の肥立ち」といった言葉で表されるように、妊娠・出産によって大きく変化したお母さんの身体の回復のため養生が必要な期間。
本来は、産後は親や親類の手を借りてゆっくりお世話ができました。しかし現代では社会や家族構成の変化によって、医療機関や行政のサポートは増えても日常の育児をひとりで抱え込んでいるお母さんが増えています。
ひとりで抱え込む必要はありません。
夫婦2人だけで抱え込まなくてもいいです。おっぱい以外の子育ては手伝ってもらいましょう。
産後のからだ
妊娠中から出産まで、10ヶ月かけて変わっていった身体。すぐには元に戻りません。
産後は全身がゆるんだ状態で心身ともに疲労しています。
とにかく、ゆっくり休むこと!
- 産後3weekまで
- とにかく体を休める!寝る!
床上げの時期までは、布団は敷きっぱなしで過ごします。
(家事や保育園のお迎えなどはドゥーラや家族に任せましょう)
水仕事もしないのが理想です。 - 産後6weekまで
- 3週間すぎるとようやく「腹がすわってくる」実感があります。(丹田に力が入る)
車のボルトがゆるんでいるような状態で、骨盤を整えられるいい時期です。
機能的にも元に戻ってくる感じがして、基本的には赤ちゃん中心の生活をしながら、誰かが作ってくれた料理を台所から食卓へ運んだり、洗濯物をたたんだり、少しずつ家事を始めていく時期です。
※産前のうちに産後ゆっくり休めることができる環境を整えることが大切です。
大変なこと
- 体のトラブル
- 肩こり・腰痛・骨盤周りの違和感・尿もれ・おっぱいトラブル・睡眠不足・体力の低下…など
- 心の不安定さ
- 赤ちゃんの心配・夫とのすれ違い・社会的孤独・職場復帰への心配・イライラする・無力感・産後うつ…など
大事な時期
- 母が母になるプロセス
- お母さん自身がいたわられ大事にされることで、心も母親になっていく。
心に余裕が生まれてこそ、はじめて赤ちゃんに目がいきかわいいと思える。
子育てが楽しいと思える。
出産は自分自身が生まれ変わるチャンスです。
女性は変化するのがあたりまえ。出産・育児で人生のステージアップもできるのです。
なぜ休まなければいけないのか?
- 心身ともに疲労している。
- 日本人の骨盤が元に戻るまで6ヶ月かかる。
- 子宮が妊娠前の状態に戻る為。
- ホルモンバランスが急激に変化するため、情緒不安定になりやすい。
(産後うつになる可能性もあり)